Track list:1.世界には愛しかない2.語るなら未来を…2.(Regular) ボブディランは返さない3.(Type-A) 渋谷からPARCOが消えた日3.(Type-B) また会ってください3.(Type-C) 青空が違う3.(Regular) ひらがなけやき
ひらがなけやき (Regular)
きっと まだ誰も知らない
風の中を歩く私を…
通学路に新しい制服
転校して来たの
秋が始まる頃…
一本の欅から
色づいてくように
この街に少しずつ
馴染んで行けたらいい
舞い落ちる枯葉たち
季節を着替えて
昨日とは違う表情の
青空が生まれる
少し みんなとは離れて
不安そうに歩く私に…
声を掛けてくれたクラスメイト
隣に並んだら
古い親友みたい
街角の欅って
いつだってやさしい
通(かよ)ってたあの道も
同(おんな)じ風景で…
来年の若葉には
何を想うだろう
思い出がいくつも重なって
木漏れ日が生まれる
これからよろしく
ひらがなのように
素直な自分で
ありのまま…
一本の欅から
色づいてくように
この街に少しずつ
馴染んで行けたらいい
舞い落ちる枯葉たち
季節を着替えて
昨日とは違う表情の
青空が生まれる
青空が違う (Type-C)
初めて来た都会は人と人を
洗濯機のようにかき混ぜている
テレビで観てたあの華やかさは
秩序のないエゴに見える
Siriで聞いたあなたの住所まで
いくつも電車を乗り換えながら
標準語しか聞こえない車内は
降りる駅を間違えそう
私が勝手に押しかけた
遠距離恋愛
一目だけ会いたくて…
だって 久しぶりの電話中
ずっと 咳をしてたから
急に気になってしまった
遠くで暮らさなきゃいけないほど
夢はそんなに大事ですか?
青空 どこか違う
写真で見たアパートのドアが開(あ)き
風邪で辛そうなあなたを見たら
何も言えなくなって抱きついて
涙 溢(あふ)れて止まらない
散らかった部屋のあちこちに
あなたの努力と
闘いの日々がある
来るとわかってたら
いつだって
君を迎えに行ったよと
鼻声で叱られたけど
寂しさ我慢しなきゃいけないほど
夢はまだまだ未来ですか?
青空 窓に見えない
ひまわりの種を持って来た
鉢植えの土に埋めよう
いつの日か花を咲かせて
太陽がある位置を教える
忘れないで
青空を…
久しぶりの電話中
ずっと 咳をしてたから
急に気になってしまった
遠くで暮らさなきゃいけないほど
夢はそんなに大事ですか?
だけど言えなくて
風邪が伝染(うつ)るからと
キスしない
そんなあなたに背伸びして
強引にキスをしちゃった
本当は一緒に帰って欲しいけど
夢を絶対叶えて欲しい
青空 少し見えた
青空 どこか違う
また会ってください (Type-B)
「また会ってください」
その一言が言えない
あなたに負担をかけてしまいそうな気がして…
夕暮れの緩い坂道を歩く
木漏れ日がなぜか切なく感じた
初めての恋は
眼差しもぎこちなく
時間(とき)が急ぎ足で
あっという間に通り過ぎてく
「また会ってください」
そっと心がつぶやく
あなたの背中を斜め後ろからついて行く
思い出はできたけど
伝えきれない事ばかり
もう少し 近くで話せたら
幸せだったのに…
寂しさの風が木々たちを揺らし
蜩(ひぐらし)が名残惜しそうに鳴いた
憧れの影は
すぐそばを歩くのに
距離が縮まらない
恋の歩幅はもどかしいもの
「また会ってください」
勇気を出して言いたい
何度もあなたに声を掛けようとしたけれど
もう家が見えて来て
微笑みながら立ち止まる
「じゃあね」ってあなたから言われたら
黙って頷くだけ
「今度はいつ会える?」
あなたの声が聞こえた
通りの向こうで私に向かって叫んでる
そう一度はあきらめた
次のチャンスが嬉しくて
「いつでも」って微笑んで答えたら
あなたがピースした
渋谷からPARCOが消えた日 (Type-A)
何を聞かれても答える気にならない
ただ拗ねた瞳で睨み返した
レジスタンス
やさしい振りして近づいて来る誰もが
未来を盗もうと狙ってるんだ
サスピション
待ち伏せされていた公園通り
連れ戻そうと大人が怒る
放せよ!
愛は
PARCO PARCO PARCO PARCO PARCO PARCO PARCO
Only
視線の先に
遮るものがないよ
ずっと
PARCO PARCO PARCO PARCO PARCO PARCO PARCO
だけ
悲しい時は涙 我慢しながら
あのファッションビルをいつだって見上げてた
サヨナラじゃない
渋谷PARCO
誰とどこにいて何してたのかなんて
制服のそのシワが答えてる
シークレット
スマホで探した遠回りの帰り方
まだまだ人ごみの中にいたい
ロンリネス
寂しくなるたびにここに来るんだ
雑誌のようなオシャレがしたい
ため息
夢は
PARCO PARCO PARCO PARCO PARCO PARCO PARCO
ガール
近くにいると
叶いそうな気がする
だって
PARCO PARCO PARCO PARCO PARCO PARCO PARCO
フリーク
一人で抱え込んでた悩みや迷いを
ここなら そう素直に忘れられる気がした
話し相手は
渋谷PARCO
いつか
思い出すでしょう
今日を…
一度
消えてしまったものが
ちゃんと
形になる日のこと…
2019(トゥエンティーナインティーン)
その頃 私は大人
きっと
PARCO PARCO PARCO PARCO PARCO PARCO PARCO
DAYS
それまで待つよ
未来でまた会いたい
愛は
PARCO PARCO PARCO PARCO PARCO PARCO PARCO
Only
視線の先に
遮るものがないよ
ずっと
PARCO PARCO PARCO PARCO PARCO PARCO PARCO
だけ
悲しい時は涙 我慢しながら
あのファッションビルをいつだって見上げてた
サヨナラじゃない
渋谷PARCO
ボブディランは返さない (Regular)
黄昏色の
冷めてる紅茶
大好きなのに
手もつけられない
じっと見つめて
謝らないで
私の恋が
可哀想になる
あなたが教えてくれた
ボブディランを返さなきゃ…
思い出はいつも
整理ができなくて
あの日から何かを借りっぱなしで…
まだきっと 心のそのどこかで
愛しさが悲しみに紛れているよ
黄昏色の
カップの底に
溶けないままの
恋の角砂糖
そんなやさしく
見つめられたら
あなたのことを
あきらめられない
今朝まで何度も聴いた
ボブディランは返さない
サヨナラをちゃんと
用意して来たのに
寂しさが散らかって見つからない
ねえもっと 嫌いになれるくらい
傷つけるひどいこと言ってください
学生街のこの店に
2人でよく来たけれど
いつの日にか 1人でも
ドアを開けるでしょうか?
思い出はいつも
整理ができなくて
あの日から何かを借りっぱなしで…
まだきっと 心のそのどこかで
愛しさが悲しみに紛れているよ
黄昏色の
冷めてる紅茶
飲んでしまえば
楽になれるのに…
語るなら未来を…
ふいだった
ただのアンラッキー
心が一瞬声上げた
ガラス瓶
落として割れたら
元になんて戻せないんだ
何が入ってたかなんて
明かしても意味がない
アスファルトの上
広がった
ただの黒い染み
もう 失った人生なんて語るな
ほんの一部でしかないんだ
手に入れたのは脆(もろ)い現実と
飾られた嘘のレッテル
破片(かけら)を拾い集めるな
語るなら 未来を…
終わったんだ
無駄なエピローグ
往生際が悪すぎる
手に取って
確かめようにも
そこにないならしょうがない
誰のせいでもないだろう
振り返る余裕ない
腹立たしさとか
悔しさは
思い上がりだよ
今だから言えることは語るな
墓の中まで持って行け
言葉にすれば安い願望と
オーバーに盛った真実
過去など自己嫌悪しかない
語るなら 予言を…
人は心の中に
ガラスの瓶がある
愛や夢を詰め込んで
割らぬように大事に
守っているけれど…
もう 失った人生なんて語るな
ほんの一部でしかないんだ
手に入れたのは脆(もろ)い現実と
飾られた嘘のレッテル
今だから言えることは語るな
墓の中まで持って行け
言葉にすれば安い願望と
オーバーに盛った真実
過去など自己嫌悪しかない
語るなら 予言を…
世界には愛しかない
「歩道橋を駆け上がると、夏の青い空がすぐそこにあった。
絶対届かないってわかっているはずなのに、僕はつま先で立って
思いっきり手を伸ばした。」
ただじっと眺め続けるなんてできやしない
この胸に溢れる君への想いがもどかしい
「真っ白な入道雲がもくもくと近づいて、
どこかで蝉たちが一斉に鳴いた。
太陽が一瞬、怯(ひる)んだ気がした。」
「複雑に見えるこの世界は
単純な感情で動いている。」
最初に秘密を持ったのはいつだろう?
大人はみんな嘘が多すぎて忘れてる
通り抜ける風は 僕に語りかける
もう少ししたら夕立が来る
世界には愛しかない
(信じるのはそれだけだ)
今すぐ僕は君を探しに行こう
誰に反対されても
(心の向きは変えられない)
それが (それが) 僕の (僕の) アイデンティティー
「空はまだ明るいのに、突然、雨が降って来た。
僕はずぶ濡れになりながら、街を走った。」
「夕立も予測できない未来も嫌いじゃない。」
最後に大人に逆らったのはいつだろう?
あきらめること強要されたあの日だったか…
アスファルトの上で雨が口答(くちごた)えしてる
傘がなくたって走りたい日もある
未来には愛しかない
(空はやがて晴れるんだ)
悲しみなんてその時の空模様
涙に色があったら
(人はもっとやさしくなる)
それが (それが) 僕の (僕の) リアリティー
君に遭った瞬間 何か取り戻したように
僕らの上空に虹が架かった
世界には愛しかない
(信じるのはそれだけだ)
今すぐ僕は君を探しに行こう
誰に反対されても
(心の向きは変えられない)
それが (それが) 僕の (僕の) アイデンティティー
「全力で走ったせいで、息がまだ弾んでた。
自分の気持ちに正直になるって清々しい。
僕は信じてる。世界には愛しかないんだ。」